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翻刻
【右丁 白紙】
【左丁】
軍法極秘伝書(ぐんはうごくひでんしよ)六
籠城之巻(ろうじやうのまき)
《箱:第一》 領内(りやうない)手(て)づかひの事
▲敵(てき)よせくるときくならば。領知(りやうち)の道(みち)すじ。
節所(せつしよ)細道(ほそみち)をほりきり。落(をと)し穴(あな)をこしら
へ。茂林(もりはやし)をたより野(の)をこめ。浮武者(うきむしや)に敵(てき)を
さそはせ。横鑓(よこやり)に中切(なかぎり)させ。ふせぎ勢には
堅(かた)く備てたゝかはせ。川(かわ)は橋船渡(はしふなわた)しを
引(ひき)とり。水底(みなそこ)にらんぐい綱(つな)をながし。川岸(かわぎし)を
きりたて。こなたの岸(きし)には。さかもぎ少(せう)