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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

【右丁】 《箱:第五》 堀(ほり)浅(あさ)きを知(し)る事 ▲ふかきほりは水(みづ)青黒(あをくろ)き色(いろ)にみゆる。浅(あさ)き 堀(ほり)は水 白(しろ)くさゞなみうち。水草(みつくさ)所(ところ)々に はへ茂(しげ)り。又水 浅(あさ)き所には。歌よりもさくを ふり用心(ようじん)するものなり。とかく見にくきおり ふしは。ながき竹(たけ)に糸(いと)を付(つけ)。糸(いと)のさきにおも りをつけ。五寸壱尺だん〳〵にうけをつけ。 水の上にうきたるうけをかづへて。其水 ぎはのうけよりおもりまでの尺にて知る也 《箱:第六》 城中(じやうちう)の敵出るを知(しる)事 【左丁】 ▲城中(しやうちう)の敵いづる時はしづまるなり。されども 馬あまた引いたすに。友馬(ともむま)を見ていばふ也 出ざる時は城中(じやうちう)声(こゑ)高(たか)く。日番(ひばん)夜(よ)まはり しげく。拍子木(ひやうしぎ)うち番(ばん)をつよく。その外(ほか) けい気(き)にてしるゝものなり 《箱:第七》 本北(ほんにげ)空北(そらにけ)の敵(てき)を見る事 ▲籏(はた)の色(いろ)しどろにして。先手(さきて)の人数(にんじゆ)ばら〳〵 に。本陣(ほんぢん)中備勢(なかぞなへせい)あつく。後陣(ごちん)しづ〳〵との く敵は誠(まこと)ににぐるものなり。又 籏(はた)を立(たて)かた め。諸道具(しよだうぐ)をみださず足(あし)はやに。諸勢(しよせい)左(さ)