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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 44

ページ: 44

翻刻

【右丁】 右(う)を細々(さい〳〵)見隠(みかく)し。勢をうかがふは。空(そら)にげ の敵なりとこゝろえべし 《箱:第八》 敵の鑓前(やりまへ)を見る事 ▲敵の先手しづまり。跡勢(あとせい)はどよめき。さき 勢をあつくし。鉄炮(てつはう)を段(だん)々に立(たて)鑓(やり)をふせ。 籏(はた)の手をそろへて諸道具(しよだうぐ)を立堅(たてかた)め。人 数(しゆ)くばりの体なるは。追付(をつつけ)鑓(やり)をあはす べき覚悟(かくご)なり。先手どめきて跡(あと)しづ かなるは。敵先手の備(そなへ)いまだかためざるゆ へなり。か様の時を見合(みあはせ)。味方(みかた)すゝむる事 【左丁】 専(せん)なり。もし敵 武略(ぶりやく)のため。先勢(さきぜい)をどめか せ。もめるやうに見するもあり。されども籏(はた) すこしもさはがぬなり。又敵の勢 口上(こうしやう)の 分(ぶん)きこえぬ。声敗北(こゑはいほく)のさう味方吉事也 《箱:第九》 敵の人数(にんじゆ)つもる事 ▲敵の人数一 備(そなへ)〳〵を。味方の一 備(そなへ)ぎりに引 合てつもるへし。山どりの勢は。目にたち 大 軍(ぐん)に見ゆるなり。山ぎは山あひ谷(たに)ぞこ の勢は。大 軍(ぐん)も小勢と見えん歟(か)。又 知(ち) 行高(けうたか)にてつもるに。かならずしやくし丈(ぢやう)