翻刻
神武以来ないつなほたへ アメリカの来る事
アゝうとましと語りける 焼拂の御沙汰
いつまでも猶平まるく 御用金
弓箭の恥ニ遠慮かち 具足のない事
つくる中にもいれない 質屋
さてハといふ間もない程に 半鐘が鳴たなら
思案仕直しとても此通りては 今一度来そふな
まめにあつたるお前も無事 後 太平を祈る皆へ
是か浮世の誠なる 前 御固から引く武士
有難ふたんします 具足屋
嘉永七寅年十一月四日五日地震津浪ニ付諸家より御届
書写同断大坂表より之書状之写
駿州久能 榊原越中守
今四日巳ノ上刻頃當所稀成大地震ニ御座候而其後も数度大
地震御座候内御供所其外坊中八ケ院とも不残相潰申候扨又右
御供所潰候御場所より出火仕候ニ付私義早速當山仕種々消防
手当等申付候得とも折節西風ニ御座候間
御宮之方え風応不宜何分御場所近ニ而早々鎮火之程難斗其