翻刻
【右丁】
雲停写
水の翁の父大□八十二歳の時
代々木村にて松の実を拾ひ来て
園中に実生をしむるに
一種の替りし松をえ得たり
その葉ひな鶴のはねの
さまに似たるをもて
鶴初松となつく
寿□の実をふせ
うゝる松を生
せるをいとも
めてたき
珍樹なり
千重
福寿草は
金の色よく早春
花を開くしべの
うちにみとりの
さし
あり
【左丁】
鶴初松によせて世を
高唳鶏群 は ふこころをとあり
出矮松 けるまに〳〵
雛鶴姿仙苗長 春かせのさ や
不老千 こもるひな鶴の
歳檀珍奇梅 題 つはさに かう
進斎書 松の葉と
に
は