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伊豆権現社
ナギノ木
ナギノ木
さきたゝせてみ社にまうつ二所詣とは此み社と箱根のみ社に
詣るをいふなり千重の磐かきかきかさねたるうへにしつ
まります木たちのものふりたる岩ねのたゝなはれる山鳩の
声も此世のものとも覚えす引はへたるしりくめ縄に
神代の事のおもひよせらるゝも尊とし
あつさ弓伊豆のみ神にちかひてし矢竹こゝろは
たわまさらなむ清原のおもとの森はといへる中にも
かそへられてこゝゐの森のほとゝきすと歌にもよめりしは
此わたりをいふなりけり時はみな月なりけれは
ことならはこゝゐの森のほとゝきす今もやすらふ
声にたになけ浜辺まてはひたくたりにくたる瀧の
【欄外】
鎌倉右大臣家集
二所へ詣たりしけ
かうに云々
枕草紙
森はおほあらきの杜
しのひの杜こゝゐの杜云々
後拾遺 兼房朝臣
五月やみこゝゐの森の
子規人しれすのみ鳴
わたる哉
新古今 国信
ほとゝきすさ月みな月