東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

唐詩選画本, [七編]5巻 - 翻刻

唐詩選画本, [七編]5巻 - ページ 42

ページ: 42

翻刻

歩(あゆ)むに随(したがつ)てひゞく衣冠(いくわん)した身(み)は御前(こぜん)に有(ある)御炉(ぎよろ)に香(かう)をたく香(か)が惹(とまる)皆々(みな〳〵)御/恩(めぐみ)に 波(うるほひ)沐(ひたり)て鳳池(りんげんをかくところ)の上(うへ)につとめて毎朝(まいてう)翰(ふで)を染(そめ)詔(みことのり)の艸書(したがき)して君王(くんわう)の御/前(ぜん)に侍(し)するは忝(かたじけな)いことじや 【挿絵】

現代語訳

歩むにつれて響く。衣冠束帯をした身は御前にある御炉で香を焚く香が身に付く。皆々が御恩に潤い浸って、鳳池(翰林院を指すところ)の上で勤めて、毎朝筆を染めて詔の下書きをして君王の御前にお仕えするのは恐れ多いことである。 【挿絵】

英語訳

The sounds echo with each step taken. Those dressed in court attire have the incense from the imperial burners before His Majesty cling to their bodies. Everyone is moistened and bathed in imperial grace, serving above Phoenix Pool (referring to the Hanlin Academy), dyeing their brushes each morning to draft imperial edicts, and attending before the sovereign—what an honor this is. [Illustration]