翻刻!地震・災害史料

コレクション: 暫定コレクション

信州大地震并異國舩到来写 - 翻刻

信州大地震并異國舩到来写 - ページ 21

ページ: 21

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弐拾町を隔て橈を止め碇を卸千帆爰に畳対 陣とも見えけり猶もつら〳〵□#1しにイギリス軍船 にて■#2指物吹貫等押立て万端美々として 日に暉き風ひるかへる有様誠に人眼を驚かす而已 ならす百尺の層楼に打登遠望鏡をもつて国 郡測量之様子に付陣営を配烈し連浦の忍頭其外 小頭遠見等四方八面に詞□【伺ひヵ】相詰候軍勢今日は是非 対に雌雄を決し船中残りなく打果さんと揉にもんで 勇に立て押寄けりいづれも大将中将分は名馬にま たがり又は押立にて皆具を調相詰たる内は 大隅守惣勢彼軍艦を見かけ時に声をはつし 大筒数百発筒先を揃へ一時に打放せば其響き海 底も震動するか大山もくづるゝ如く是を聞に同郡は 勿論隣国迄も老若共に目をまやかし気を冷し 門外えも出へきものなし船を組駒をならべて打 入之くつばみをひたして責戦ふ共矢玉に当りけん 檣三本え火移軍兵之内にも猛勇之者は是を見て 詞のはな座上にひらきなくいさむもあり時々彼方より ボンベン打放しこの矢玉に当たり大隅守惣勢之内讒#3に 拾有五人相果勝に乗て猶も挙ボンベン打発候得共 未た測量之間合も無之惜ひかな先陣より壱丁計 先之海中へ打止候計にて此方迄は打砲も届きかね