← 前のページ
ページ 106 / 178
次のページ →
翻刻
〆
上金町下金町え板倉内膳正様御人数三百人
余宿割御陣代は上金町嶋屋兵助宅二夜御泊
りニ而浜え御出陣ニ相成申候
廿一日 朝より快晴寒冷暖気なり
昨日大手前ニ而湊の住居上州ものニ而弐十
ケ年余もミナトニ居機屋五郎と申当時湯屋
をいたし居候而此節も湊へ祝町ニ居候敵を
引込候ものゝよし此もの人足之姿ニ身を替
紺の股引ニ而
御城え入込候積りと相見大手前を歩行居候
所湊御かこのもの此節弘道館え三四拾人参
居候所右之もの見付五郎は湊を焼候手引を
致又は是迄種々之悪事をいたし候ものゝよ
しニ而召捕吟味いたし候所
御城中え火を付候積りニ而参候由申候趣右
之者弟も先日青物屋ニ相成青物納之ものゝ
体ニ而
御城内え入込候を見付召捕吟味有之候所是
も火付ニ被頼候而参候よし申候由