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翻刻
千波ゑび平年は壱升百廿四文位当年は三百
文位右ニつれ何品ニ而も殊之外高直諸人大
難儀ニ有之候
十一月
朔 日 霜ふる快晴寒気
大子え籠り候敵道中筋厳重之下座觸ニ而通
り筋ニ而は賊とは存不申下坐致居男女老少
之差別なく引連行大子館へ籠り候節右男女
を人塀ニいたし其内え籠り居候よし是は御
人数責ニ参り候而も鉄炮を打かけ候事不相
成と工夫いたし候ものゝよし大子館は一方
道ニ而要害堅固之場所之よし
二 日 朝より快晴暖気なり夜五半時雨ふる
夜廻り之儀ニ付而は兼而相達置候振も有之
所先日上金町出火其後外々えも付火等も候
之所出火ニ至り不申候へ共当分賊徒余類又
々所縁有之もの共等如何の心得差ひ不届之
所行も難計是迄も面々心を用ひ無間断相廻
候義とは相見候得共折角是迄気張も宜持張