茨城大学図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: 大高氏記録

巻11 文久甲子年 日記帳 - 翻刻

巻11 文久甲子年 日記帳 - ページ 138

ページ: 138

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  百人残り候よし 廿九日 霜ふる快晴   降参人之内八九人逃候もの有之候よし  湊も退散開キ候ニ付追々湊住居之もの上下  市中ニ住居いたし居候ものみなとへ参り候  所乱妨之様子を見候而皆々あきれ又々城下  へ立戻り歎息のみいたし居候住居は不残焼  失致蔵々のこり候分も諸道具夜具着類は勿  論一品も無之箪笥長持類は打くたきかゞり  に焚候よし襖戸障子は打破りかけ物等はき  りさきせ戸もの類は盗取残りは打くたき食  物米類も持出質物品等迄も盗取候様子ニ而  何品も更ニ無之蔵々は堀ちらし井戸をさら  ひ海辺へ出候而見候へは人の頭又は馬の死  候なと有之くさり居候而誠ニ目もあてられ  すとてももとの湊ニは相成申間敷と人々歎  息のみいたし居候事  此節松槙更ニ無之是は 御城下中ニ而所々  篝を焚候ニ付不足ニ相成候よし才まき壱本  短かき品ニ而百十四文位ニあたり申候