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【右丁】
冬筍(とうしゆん)
冬月 筍(しゆん)の未(いま)た土上(としやう)に出(いて)す土中に有
を掘(ほり)とるを云又竹林を掘(ほ)り根の
節(ふし)より春(はる)に至(いた)り筍(しゆん)となる芽(め)あり
形 鯽魚(ふな)の如(こと)く食(くろふ)へし此(これ)鞭筍(へんしゆん)也
竹譜(ちくふ)に偽筍(きしゆん)又二筍といふ俗(そく)
にむちこ又は■【へヵくヵ】ぼう《割書:大和|本草》といふ大(やま)
和本草(とほんさう)に竹根(ちくこん)の傍(かたはら)に筍に似
たる者(もの)是四時ともあり食(くろ)ふ
へしといへり竹譜詳録(ちくふしようろく)に江西(こうせい)及(およひ)
裂処(れつするところ)掘(ほつて)《振り仮名:食_レ之|これをくろふ》《振り仮名:謂_二之冬筍_一|これをとうしゆんといふ》甚美(はなはたひ也)
留(とゝめて)《振り仮名:不_レ取|とらされは》《振り仮名:至_レ春|はるにいたり》亦(また)腐朽(ふきうす)別(へつに)《振り仮名:生_二春|しゆんしゆんを》
《振り仮名:筍_一|せうす》《振り仮名:為_レ竹|たけとなる》といへり
【左丁】
筀筍(けいしゆん)
竹譜詳録(ちくふしやうろく)に載(のす)る処(ところ)の
図(つ)筀竹(けいちく)《振り仮名:出江浙河南北_一|こうせつかなんほくしやう》【注】
湘漢(かん)両江之間(れうこうのあいた)俱(ともに)《振り仮名:有_レ之|これあり》
凡(およそ)六種(ろくしゆ)《割書:中|略》筍(しゆん)出時(いつるとき)《振り仮名:無_二斑|はんくは》
花者(なきもの)【「花」の後は一点脱】《振り仮名:名_二黄筀_一|わうけいとなつく》石筀竹(せきけいちく)出(いつる)
時(とき)斑花(はんくは)一(いつに)《振り仮名:同_二晩筀_一|はんけいとおなし》といふ
【注 「出」のルビが無く、後に二点脱ヵ。ルビ「しやう」は次行に係るヵ。】
【四行十字目「出」のルビ「て」は別の字の上から書いている】