翻刻
【右丁】
一種 孟宗竹(もうさうちく) 雪竹(せつちく)《割書:竹譜|詳録》
数十年 以来(いらい)の物(もの)にして渡(わた)ること詳(つまひらか)ならす苦竹(くちく)より太(ふと)くして短
く竹(ちく)軟(やわらか)くして稍(やゝ)盧竹(ろちく)の如(こと)く葉(は)細密(さいみつ)なり此物(このもの)諸筍(しよしゆん)より早(はや)
く冬月生す筍(しゆん)に肉(にく)多(おほ)く黄色 味(あしは)ひ甘(あま)くして淡(あは)し竹譜詳(ちくふしやう)
録(ろく)に雪竹(せつちく)《振り仮名:生_二江西_一|こうせいにせうす》枝葉(ゑたは)《振り仮名:似_二筀竹_一|けいちくにゝて》而 稀疎(きそ)《振り仮名:毎_レ節|ふしことに》長(なかく)二
尺 許(はかり)其薄(そのはく)比江芦(こうろにひすれは)【注】差(さにして)堅厚(けんかう)筍(しゆん)色(しよく)純白(しゆんはく)故(ゆへに)名(なつく)或(あるひは)云(いふ)孟(もう)
宗(さう)冬月(とうけつ)哭而(こくして)《振り仮名:生_レ筍者|しゆんをせうするもの》即(すな▢[わヵはヵ]ち)此竹(このたけ)也(なり)張得之譜云(てうとくしのふにいふ)出清(せいけんに)
《振り仮名:源_一|いつ》【「出」の後に二点脱】深冬(しんとうに)《振り仮名:生_レ筍|しゆんをせうす》《振り仮名:冒_レ雪|ゆきかふむり》一云(いつにいふ)即(すな▢[わヵはヵ]ち)江南竹(こうなんちく)筍(しゆんの)之早(はやく)出者(いつるもの)と
いへり
【左丁 文字無】
【注 「比江芦」は「比_二江芦_一」ヵ。「芦(蘆)」は「盧」ヵ「籚」ヵ。】
【七行下から六字目~「稀疎」のルビは別の字(「ま…と」ヵ)を消した上から書いている。「疎」も別の字の上から書いているように見える。】