翻刻
【右丁】
菜部《割書:蓏菜類》
茄(か) なすび《割書:和名|鈔》 なす 小菰(せうこ)《割書:群芳|譜》
紫膨朜(しほうとん)《割書:同|上》 矮瓜(ちくは)《割書:広東|新語》
春月 実(み)を下(くた)して生(せう)す葉(は)酸漿(さんしやう)《割書:ほう|つき》に似て肥て大に嫩葉(わかは)並(ならひ)に
枝(ゑた)幹(みき)皆紫色木に枝ありて小木の如(こと)く夏月枝の間に五尖(こせん)の
淡紫の花を開(ひら)き実を結(むす)ふ蒂(てい)に剌(とけ)【刺ヵ】あり小なるは無花果(むくはくは)
《割書:いち|しく》の如(こと)く大なるは菜瓜(さいくは)の紫色光沢あり老する時(とき)は黄
褐色となる此をたねなすといふ附方に黄老茄子(わうろうかし)又 老黄(ろうわう)
茄(か)といへり
【左丁・文字無】