翻刻
【右丁】
一種 肥後の上陳川の産楠本 此物山に産するとあれは
氏蔵図但し灰于茶に漬 木のり類ならんか
清水のり 別(へつし)て色(いろ)よしと云
【中央】
一種
芝のり
楠本氏の
蔵図椿原
八幡宮 裏(うら)
手の山に立
といへり
【左丁】
石蒪(せきせん) あをさ 紙菜(しさい)《割書:広東|新語》
海中に生す形状紙の如く大なるは一尺 許(はか)りにして浅緑(うすみとり)
色国によりて食料とす自ら海浜に集る此をとりて
日を経(ふ)れは腐爛(ふらん)す民これを園圃の養(やしな)ひに用(もち)ゆ