翻刻
【右丁】
睡菜(すいさい) みつばかふほね《割書:江|戸》 みつかしわ
みづはんけ みつはおもたか
武州多摩郡 井(い)の頭(かしら)辺(へん)其外諸国水沢中にあり春宿
根より生す一茎三葉形半夏に似て大也春月茎を抽し
て末に穂をなし五弁の白花を開く花弁の周に毛あ
りて莕菜(きやうさい)《割書:あさ|さ》に似(に)たり根頗る萍蓬草(へいほうさう)《割書:かわ|ほね》の根に似て
節あり病に因て寝(ねむ)ることあたわさるものに此根を煎服
さすれは能 睡(ねむら)しむ因て睡菜(すいさい)の名あり
【左丁 文字無】