翻刻
実ニ心得違と存候是ゟ改心いたし主人大切
ニ御勤を致候積りニ候ヘは主人へ申立御目
をかけ御遣被下候様申候也此節江戸表は百
文ニ弐合四勺の米ニ而江戸ニ永年居候もの
ニ而もたべものニさし支身なけをいたし候
もの数不分其上子供の置じやり等ニ而とて
もどこへ参り候而もくらされると心得候は
大キなる了簡違なり実ニ改心いたし候ニ相
違無之候ヘは是迄三人ニ而引籠り居候仕抹
人々ニ申述可申と万助申候ヘは嘉七申候は
蔦屋清吉ゟ五匁八分ニ而春画を求又三郎や
金吾ゟ忠助を使ニ遣し六百文ニ而春画一冊
求候夫を追々志れ候様子ニ相成候ニ付三浦
へ返三百文引ニ而残三百文ニ而歯みかきを
求候よし是も右三人之よし
常わ津本の一条相尋候所是は忠助求候よし
嘉七松兵衛忠助三人ニ而見候よし其後支配
人十兵衛相糺候ニ付松兵衛事下町江用向ニ
而参り候節右之本を忠助宿へ参り居候ニ付
忠助方へ相返候趣外ニ忠助・(事三浦)や金五方ニ而求