翻刻
一江戸服部兵助と申もの傳玉子を白味黄味と
も五ツにても十にてもからかね鍋えぬき火
をゆるくいたし夫をだん〳〵煮つめ追々ニ
火をつよくいたし極々ねりつめ候はゝくろ
くなり候不とニ相成候節右之玉子をしぼり
候へは油のことき露出候をからをさり右之露
へおゝろうと申を薬店より求右をよきほと
ニ入ねり詰候へはかうやくのことくになり候
右を切きつ出来もの其外痔疾だつかう等へ
つけ候へは直ニいへ候よし極秘
一とろゝをあつく切レぬ様ニいたし候ニは板
昆布をしたちを煮候節入候而右之汁にて摺
候ヘはあつき節いもをすり候而もきれ不申
候よし同人
一同段切レぬ様ニいたし候ニはいもをすりし
のはちへ入しのはちのしりをたき火にてあ
たゝめいもをすり夫をあつきしたちを入す
り候てもきれ不申候よし
一梅干のたねをさり其中へわさびをすり入に