Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 260 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 260 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

【右丁】 叙 近路(ちかみち)を示(しめす)に。人指頭(じんしとう)を画(ゑがき)。竹竿(たけのさき)の喰(くひ) 裂(さき)紙(かみ)は。水道普請(すいだうぶしん)の穴(あな)を知(しら)しむ。川童(かつぱ) と呼(よん)で木瓜(きふり)とし。山鯨(やまくじら)と書(かい)て猪肉(ゐのしゝ)としる。 後世(こうせい)の合利(ぢよさいなき)を。ぐつと呑込(のみこむ)蛇山(へびやま)の主人(おやかた)。 画工(ぐわこう)と謀(はかつ)て踊独稽古(おどりひとりげいこ)の小冊(せうさつ)を編(づゞる)。 師(し)の影(かげ)を踏(ふめ)と教(をしゆ)る躍(おどり)かな。と故人(こじん)の秀吟(しうぎん) 【左丁】 に引替(ひきかへ)。学(まなば)ずして其(その)振(ふり)を覚(おぼゆ)る事(こと)。月前(げつぜん) の形影(けいゑい)。麻中(まちう)の野蒲(やぼ)。水(みづ)の凹(ひくき)につくか 如(ごと)し奇也(きなり)妙也(めうなり)茶碗(ちやわん)を鳴(なら)し。燭台(しよくだい)を 敲(たゝく)の酔客(おきやく)。珍蔵(ちんざう)すべしと爾(しか)云(いふ)。        需(もとめ)に応(おふ)じて    《割書:亥の》       秀佳誌     初陽