翻刻
【右丁】
初編(しよへん)目録(もくろく)
○登(のぼり)り【語尾の重複】夜舟(よふね)
○気(き)やぼうすどん【注】
○悪玉(あくだま)おどり
○団十郎(だんじうろう)冷水売(ひやみづうり)
【縦線の区切りあり】
◦源太(げんだ)◦半田稲荷(はんだいなり)◦おかめ◦道成寺(どうぜうじ)みちゆき
右の四ばんは後編(こうへん)にあらはす一体(いつたい)【躰】は右(みぎ)の手(て)をいだす時(とき)は
左(ひだり)の足(あし)をひく左の手(て)をいだせは右の足(あし)を引としるべし手(て)と
足(あし)といつしよにいだすはなんばんといふとなり
【注 「きやぼうすどん」は「生野暮薄鈍」と思われる。生野暮=すこしも世の中の人情や風流を解しないこと。またそのさま。特に遊里の事情にうといこと。またその人。薄鈍=ぼんやりしていて血の巡りが悪いこと。またそのようなさまや、そのような感じの人。うすのろ。】
【左丁】
のぼりよふね
の《割書:ウ》ぼりよ《割書:ウ》ふ《割書:ウ》ね《割書:ヱヱヽ•》かい《割書:イ》や《割書:ア|•》ろじや《割書:ア》てゝ《割書:•》かぢをとつた《割書: |•》
ゑ《割書:ヱ》い《割書:ヱイ•ツルツルツンツルツヽンツツン|ツンチヽリチリチツヽツン》さだや《割書:ア|•》ひら《割書:ア》か《割書:ア》た《割書:•》よど《割書: |•》
《割書:ツヽ•| ン》みづにくるまが《割書:•》くる〳〵《割書:ウ》と《割書:•》ふしみ《割書:イヽヽ》へ《割書: |•》つ《割書:ウ》くへ《割書: |•》おいおい《割書:•》
きやはんのひもじや《割書:モ|•》ひとつじや《割書:•》三じやくおびじや《割書:•》わき
ざしじや《割書:•》かさじや《割書:•》ひもじや《割書:•シテ| •ム•》あるくのじや
いづれもはだをぬぐにはあらずてあしののびちゞみまがる又はみのひねり等の
よくわかるやうにゑがかせんためとしるべしたゞしはちまきはすべし
まむきにゑがきてふりのわかりがたきはよこにかきてかたへに㊣【黒丸に白抜き】しるしをつくるなり
そのぶんはまむきのふりとしるべし【黒い棒線7~8字分位引き】てあしをひくの印なり