翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [4] - 翻刻

俗語之種. [4] - ページ 24

ページ: 24

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たる荷物を持運ふにもさまよふのみなれは ありあわせたるてうちんを竹丸太の 先に結付て小屋の前に立潰れ倒れて てうちんたにあらぬものは小風呂鋪手拭 なんとを杖ほうきの先に結付て小屋の 屋根にさして是を目当に持運ひかゝる おりしも風雨ます〳〵夥しけれは 囲はあれとも風を除けす屋根はあれとも 雨を凌かす東より南をなかむれは広 〳〵たる田畑闇夜に形ちをわかたすして 沖の江の浪に漂よふ苫舟の焼火を見るか 如く物淋しく又哀れにして霏りほらりと そこかしこに見ゆるのみしつまりかへつて ありけるいかなる心地と我身におしあて 物すこく胸中に懲へ北より西を詠れは 拾丁有余一円の盛火空にうつり味噌 □硫黄金なものゝ火は青黄赤白黒と いへとも其色また恐しく焔硝に火 移り辺りなる潰れ家を刎とはし其響き 雷公の落るか如く宇宙は闇夜にして