翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [4] - 翻刻

俗語之種. [4] - ページ 25

ページ: 25

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猛火の勢を降下る陰雨にとぢおさへらるゝの 心地おのつから五躰に微へ実に地水火風 空の苦患眼前の地獄おそろし かりし事とも也   かゝる天変不思儀なる災害なれはその広太   なる事拙耳目には及ひかたくはた愚   毫に尽かたし日を追て見聞する事を   後編まてに記すといへとも九牛か一毛にして   万分のひとつも微力におよはす   抑廿四日亥の刻災害発してよりこのかた   己か身のうへのみ記せしは他の成行を   不知るに等しく事実詳かならさる   に似たりといへとも是畢竟広大なれは也   同おのれか身のうへの憂艱難の手続を   もつて実録とす他の苦患も斯なれは   推量りて後にも猶恐怖すへし哀   無情なる事を思ひて   三災変死諸群霊魂有無両縁菩提并   牛馬有非常草木鳥獣虫類変災菩提