翻刻
汗顔すへき此上願くは子孫打寄折に
ふれ時にふれ幼少女童にも読安きやう
いかやうなりとも仮名をもつけおきて慰
ばかりを当にもせすわんばくなりし小児には
異見の種になる事もあるへきや譬他人の
誹謗はあるとも廿四日の夜のありさま此
世からなる地獄の苦痛絵に書残さは是も
又いろはもしらぬ小児まて物になそらひ
事によそひ威しすかしの種にもある
べしと進めに応して徐くにいろはも
しらぬ片言ましり仮名もわからぬかな
づけに地水火の三災を又〳〵爰に書
載たれは覧人もありなは仮名違ひ
画図の拙事を赦し給へ
三月廿四日の夜地震火災の
危難数万の人〻群死苦痛の
全図并善光寺市町之焼跡廿
六七日頃見ル図