翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 77

ページ: 77

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 より如斯云々口伝アリ 一城との上を武者のかけ通る様に橋を広く強くかけて面ニ  板を打矢サマヲ切又足ダサマヲ切ヘシ足ダサマトハ板にサ  マヲキ切テ其サマフタニとつての様にして足にて開キ入ヲ云也 一ハシリ矢クラハ常の矢蔵の如くこしらへ塀の中に広くあけ  てサマをあまた切てはしり廻りているを云也 一ダシ矢蔵カキ矢クラと云ハかきてありく也出矢蔵も此心得あり 一セイロウヲ上ルハ先スソ斗に柱をふんはらせツヨク立也一重  あくるハサマを下にて切て面の方を先トク上ヘキ也一重の時も  上へあけかさぬる様に柱の心えをしてあくる也又夜中にあく  るか能也敵へ近くあくる時如此昼ハ敵見すかし矢を射あ  けにくき也面に矢をふせく用意をしてあくる也此時の  たてこしらへやう可有之 一ヒラ城の塀ハ高さ六尺二寸サマのたけ三尺五寸はかりたるへし 一折塀ハ二間すくに付て一間可折之折目にサマ一ツ切て両方  にサマ二ツ有へし 一塀ノ刀竹二とをりに内に可有之 一弓カクシハ三尺ハかりに可有之いなはき莚先ハ可然候 一矢クラハ塀の上二尺余サマ面の方二ツ可然サマの戸ハ  前へ引ヒラキ候シトミの如く外へをし出も有之所によるへし 一矢蔵ハ塀より二尺斗内へ入て明る事也是ハかいたてに  射付候矢をかき落へいの内にて取へき為也又塀に