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より如斯云々口伝アリ
一城との上を武者のかけ通る様に橋を広く強くかけて面ニ
板を打矢サマヲ切又足ダサマヲ切ヘシ足ダサマトハ板にサ
マヲキ切テ其サマフタニとつての様にして足にて開キ入ヲ云也
一ハシリ矢クラハ常の矢蔵の如くこしらへ塀の中に広くあけ
てサマをあまた切てはしり廻りているを云也
一ダシ矢蔵カキ矢クラと云ハかきてありく也出矢蔵も此心得あり
一セイロウヲ上ルハ先スソ斗に柱をふんはらせツヨク立也一重
あくるハサマを下にて切て面の方を先トク上ヘキ也一重の時も
上へあけかさぬる様に柱の心えをしてあくる也又夜中にあく
るか能也敵へ近くあくる時如此昼ハ敵見すかし矢を射あ
けにくき也面に矢をふせく用意をしてあくる也此時の
たてこしらへやう可有之
一ヒラ城の塀ハ高さ六尺二寸サマのたけ三尺五寸はかりたるへし
一折塀ハ二間すくに付て一間可折之折目にサマ一ツ切て両方
にサマ二ツ有へし
一塀ノ刀竹二とをりに内に可有之
一弓カクシハ三尺ハかりに可有之いなはき莚先ハ可然候
一矢クラハ塀の上二尺余サマ面の方二ツ可然サマの戸ハ
前へ引ヒラキ候シトミの如く外へをし出も有之所によるへし
一矢蔵ハ塀より二尺斗内へ入て明る事也是ハかいたてに
射付候矢をかき落へいの内にて取へき為也又塀に