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片岡迁宮過而 神宮寺 聖神寺ノ鎮寺
両社迁宮有
今日内覧勘定沙汰人無隙断故延引也
于時老若寄合乄延引可有御免歟被窺
ヘト也
廿八日 新宮社正迁宮戌時 若宮社正迁宮
沢田社三社之正迁宮也
於新宮社者神主□方西面着座作法ハ
今日昼餝内陣事如片岡社夜ニ入社司出
仕之時沓持傘持白丁 神人松明
先着座而祝和久代弟■久起座而本殿
之御戸開 次仮殿之御戸開テ自仮殿本
殿迄ノ神路清祓ス 次正大工清銫アリ 次
内陣外陣祓之 次祢宜宣直起座而奉
迁御也各平伏火ヲシメス 次祝仮殿内陣ゟ
太刀持参而納本殿 次立帰仮殿ヨリ参籠
現代語訳
片岡社の遷宮が終わり、次いで神宮寺・聖神寺の鎮守の両社の遷宮が行われた。
今日(の遷宮式)は、内覧(ないらん)の勘定沙汰人に暇がなく断られたため、延引となった。その際、老若が寄り合って、延引についてご免許いただけるかと(上位の者に)伺いを立てた、とのことである。
二十八日 新宮社の正遷宮・戌の時。若宮社の正遷宮、沢田社、以上三社の正遷宮が行われた。
新宮社においては、神主〔□方〕が西面に着座する。作法は以下の通り。
今日の昼間に内陣の飾り付けを行うこと、片岡社と同様である。夜に入り、社司が出仕する際には、沓持・傘持・白丁・神人・松明(を持つ者が)先に着座し、次いで祝・和久代(の弟)■久が起座して本殿の御戸を開ける。次に仮殿の御戸を開け、仮殿から本殿までの神路を清祓する。次に正大工の清祓がある。次に内陣・外陣を祓う。次に祢宜の宣直が起座して御遷宮を奉仕する。各々平伏して火を灯す。次に祝が仮殿の内陣より太刀を持参して本殿に納める。次に立ち帰り、仮殿より参籠〔に入る〕。