翻刻
【右丁】
ぬしなむその人なるへきかの花のさまの
美なり其葉さへかはりたるなとお
ほくつたへてほと〳〵百の数にもあまり
ぬゆへきをこたひ画に書とりて一巻と
なしぬおのれにそのはし書おほせるゝ
まに〳〵みゝすかきに書付はへるも
おもなのわさや
しのゝめの艸き
【左丁】
○凡例
清明(せいめい)に種(たね)を蒔(まひ)てはやきは穀雨(こくう)の後(のち)に芽(め)
を生(せうず)開花(かいくわ)の時候(じこう)土地の寒暖(かんだん)歳々の順気(じゆんき)に
よりて遅速(ちそく)ありといへども大 抵(てい)はやきは芒種(ほうしゆ)に
咲初(さきそめ)夏至(げし)には凡咲そろふ小暑に至ては
専盛なり夫より暫(しば)しおこたり大暑(たいしよ)に盛れり
《割書:此頃は花至て|多く美也》又少しやみて立秋に盛れり《割書:此頃は至て|花多し》
しかれとも花形おとろへり地植し分は大暑より追々
【今年2023年でいうと、清明4/5種まき、穀雨4/20以後発芽。早ければ芒種6/6咲き始め、夏至6/21には咲きそろい小暑7/7には花盛り。しばらく休んで大暑7/23頃に花盛り、又少し休んで立秋8/8に花盛りだが花勢は少々衰える。】
【次ページ・地植え分は大暑7/23より咲いて立秋8/8には見頃。処暑8/23の後まで花盛りで、それより末咲きとなり白露9/8秋分9/23に終わる。】