翻刻
【右丁】
咲て立秋は大に見事なり処暑(しよしよ)ののち
まて盛りそれより末咲となりて白露(はくろ)秋(しう)
分(ぶん)に終(をわ)る凡一年の三分一花あり
一朝顔百八十余品を載(のす)る所同色にて底(そこ)
の紅と白とあり花大小あり咲に遅速(ちそく)あり
或は色に少し替り絞(しぼ)る或は白にウルミあり又
紅の内ウルミあるは藤色となり藤色ウルメは生(なま)
壁(かべ)色となる浅黄ウルメは鼠色となるこれらの
【左丁】
分をわくれば数 繁(しげ)きゆへ却て初好者(しよしん)の見
わけがたし依而一花一名として余を省(はぶ)く
一 絞(しぼ)りに星しほり或はかすりとあり大かた
かすりは無地の花咲分るゆへに別に咲分と
しるさず
一 異形(いぎやう)の分も少しづゝの替りあれとも略之
凡例終