翻刻
起返等目論見為御用罷遣之旨於御右筆可申縁類
出羽守申渡候石見守侍座
周防たい。あいつらか。井伊かと思ヤがつて御益だの。
御けん約だのと。旦那様の御気に加納よふに。なり
あかりの久世に。太田めこかしをいつてうぬか田沼へ
斗水野を引て。米倉をしこたまつんで。信濃者
ほどくらひながら。牧野ものにハ。甲斐とゝくへのなん
ぞと。うぬら。飛彈るゐめをしらねへかし。かふいふ
ときわすくひかでねへで伊豆出るもんだ。なんの鳥居
もないやつらが御加増斗とつて。金子もスハ軍といつたら
赤井具足を着て。桑原〳〵といつて居るだろふ
奏者ないか。寺社アなんとおもふ
相手。そのな石見をいふなへ
米高倉の院の御くらいに油の高直殿物の高
村をめして娘こまりに歌よめと仰あり
ければよみて奉りける