やさしい変体仮名の読み物

コレクション: むかしばなし

花咲爺誉魁 2巻 - 翻刻

花咲爺誉魁 2巻 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

花咲爺(はなさきぢゝ)誉魁(ほまれのさきがけ)            一勇斎            ■■■                        積善(せきぜん)の家(いへ)には福(さいわい)来(きた)り積悪(せきあく)の門(かど)には禍(わざはひ)来る  さればむかし噺(はなし)のかち〱山 桃太郎(もゝたらう)の  宝物(たからもの)舌切(したきり)雀(すゞめ)の古(ふる)つゞら  みな一時(いちじ)の戯(たわむれ)なれども  おのづから勧懲(かんちやう)の道(みち)にして  子供(こども)衆(しゆ)を教(みちびく)一助(いちぢよ)なり此(この)草(さう)  紙(し)も夫(それ)に同じく枯(かれ)木(き)に再(ふたゝ)び  花咲爺(はなさきぢゝ)正直(せうじき)の頭(かうべ)に神(かみ)のやどり木(ぎ)なれば  とかく善道(よきみち)にいり給へたし   其みちをまたもしたひて    ふる事は犬の足あと梅の赤本  西馬