やさしい変体仮名の読み物

コレクション: むかしばなし

花咲爺誉魁 2巻 - 翻刻

花咲爺誉魁 2巻 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

【右丁】  うぬ  ふてへ  ちく   せう  めだ 【左丁上段】  かのよく八と  いふものは心  がけあしきもの  にてつね〲ひだうの  事のみしてくらしけるが  きのふ山にて庄兵が白いぬ  のがけにておほくのかねを  ゑたるを見ておのれがひだう  の心ざしはしらずかのいぬを  かりてわれもたからをえんと  となりへ行白いぬをかりて  山へつれ行けるに白いぬ  よく八とつれだち行を  ■いに【さらに?】よろこぶていなく  行けるにそととく【そここゝ】あるけ  どもいつかうころぶけしき  もなしよく八きをい■ちて  むりにいぬをことばしその  あとをくわもてほりうがては  へびむかでのたぐひいぬのくそ  おびたゝしくいでゝかねはさらに  なしひごろたんきじやけんのよく八▲ 【左丁下段】  ▲大き    にいかりて  くわをもつて  かの白いぬを   うちころし   ける