翻刻
【右丁】
うぬ
ふてへ
ちく
せう
めだ
【左丁上段】
かのよく八と
いふものは心
がけあしきもの
にてつね〲ひだうの
事のみしてくらしけるが
きのふ山にて庄兵が白いぬ
のがけにておほくのかねを
ゑたるを見ておのれがひだう
の心ざしはしらずかのいぬを
かりてわれもたからをえんと
となりへ行白いぬをかりて
山へつれ行けるに白いぬ
よく八とつれだち行を
■いに【さらに?】よろこぶていなく
行けるにそととく【そここゝ】あるけ
どもいつかうころぶけしき
もなしよく八きをい■ちて
むりにいぬをことばしその
あとをくわもてほりうがては
へびむかでのたぐひいぬのくそ
おびたゝしくいでゝかねはさらに
なしひごろたんきじやけんのよく八▲
【左丁下段】
▲大き
にいかりて
くわをもつて
かの白いぬを
うちころし
ける