デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 越葵文庫

家譜 三十 吉邦公 従正徳四年到同五年 - 翻刻

家譜 三十 吉邦公 従正徳四年到同五年 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

      改められ候よりこのかた諸物の価も年々に高       直になり来り世の難儀に及候によりて       前御代御治世の始より金銀の品慶長の法の       ことくになし返さるへきよしの       御本意に候といへとも近世以来諸国山々ゟ出       来り候金銀の数古来のことくに無之候を以てたや       すく其御沙汰に及はれす候処に就中元禄之金       は折損し候につきて其通用難儀に候由を聞       召及はれまつ其御沙汰有之候其後に至りて       宝永之銀も其通用難渋し候事       御聴に達し其故を尋ねきはめられ候に       及ひ世に通行し候所の銀次第に其品宜し       からさる物とも出来り候事相しれ早速に銀       吹出し候事を停止せられ其事の由来を       御糺明之上其御沙汰あるへき       御旨に候処に既に御不例日々に重らせ       られ候ニつきて去々年辰十月十一日に御書       付を以て 思召之ほとを被 仰出候これに