翻刻
【右丁 上段】
筆(ふで)さかいの事 【矩形で囲む】
生字(いきじ)の筆さかい
【白抜きの文字】
死字(しにじ)筆さかい
なきなり
【黒字の文字】
筆(ふで)さかいといふ事
第一(だいいち)としるべし筆に
さかいのなきはたゞ
筆の裏表(うらおもて)なく
曲(まがり)ばかりにては
死字(しにじ)となるなり
【左丁 上段】
うたがひを身に
きぬやうに
人はあれ
梨下(りか)のかふりを
耳(みゝ)にかふりて
【右丁 下段】
荷持(にもち)車力(しやりき)日雇掠(ひやうかせぎ)馬士(うまかた)舩頭(せんどう)駕(か)
工(こ)水主(すいしゆ)楫取(かんどり)舼乗(たかせのり)筏士(いかだし)渉人(わたしもの)之(の)輩(ともがら)
迄(まで)以(もつて)_二柔和(にうわを)_一誡(いましめ)_二邪欲(じやよくを)_一無(なく)_二欺(あざむき)犯(たぶらかすこと)_一偏(ひとへに)本(もとづき)_二
正路(しやうろに)_一而(て)自他(じた)相對(あいたい)和順(わじゆん)爲(なす)_二渡世(とせい)_一則(ときは)
永(ながく)不(ず)_レ来(きたら)_二災難(さいなん)_一而(して)家門繁栄(かもんはんゑい)之(の)【注】
基(もとい)天道(てんどう)照(てらし)_二正直(しやうじき)之(の)誠(まことを)_一陰徳(いんとく)陽(やう)
【注 28行目 折れ目により判読できない振り仮名は、異本を参照】
【左丁 下段】
報(はう)者(は)顕然(げんぜんと)而(して)無(なき)_レ疑(うたがひ)者(もの)也(なり)仍(よつて)如(ごとし)_レ件(くだんの)
諸職(しよしよく)往来(わうらい)《割書:|終》 松陰堂主人書
十幹【横書・矩形で囲む】甲(きのへ)乙(きのと)丙(ひのへ)丁(ひのと)戊(つちのへ)己(つちのと)庚(かのへ)辛(かのと)壬(みつのへ)癸(みつのと)
十二支【横書・矩形で囲む】子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(むま)未(ひつし)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)
天保十一庚子年十二月再板
馬喰町二丁目
東都地本問屋 森屋治兵衛板