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形勢を後代之もの不知様なりては遺憾之至と
思ふ赤心より或は画き或は書綴りて一帖
とし尚当節之雅人詩歌発句等募集
して永世書継たらんにはと先の年東京
御両君公え入御覧しに
正二位老君公御序文温故帖と題号を戴き
縣十五章之御詠歌を賜りしより追録に
種々尽力趣句之内先哲学者之小伝碑
銘等書綴り尚詩文章等著述あるは無洩
記載又真蹟の書抔も捜索致度と精誠
穿鑿せしも十分に不至無是非伊藤先生初
近来迄書綴り現今改在し分は詩文賦讃
其他何によらす募集し心算是又多く
官途に奉職又所々に聘せられ寄留送藉
又当地に博学士数名あるも当節文部省の
御教則御趣意に不悉故歟惜哉如何程学
力ありやと思ひし人も用いられさるあり故に
初尽帖中にも詩文章少なく当節文人
なき様に見得て遺憾至極の事なり
希は今後之諸先生は勿論修業中学生