デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 四巻 - 翻刻

温古集 四巻 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

形勢を後代之もの不知様なりては遺憾之至と 思ふ赤心より或は画き或は書綴りて一帖 とし尚当節之雅人詩歌発句等募集 して永世書継たらんにはと先の年東京 御両君公え入御覧しに 正二位老君公御序文温故帖と題号を戴き 縣十五章之御詠歌を賜りしより追録に 種々尽力趣句之内先哲学者之小伝碑 銘等書綴り尚詩文章等著述あるは無洩 記載又真蹟の書抔も捜索致度と精誠 穿鑿せしも十分に不至無是非伊藤先生初 近来迄書綴り現今改在し分は詩文賦讃 其他何によらす募集し心算是又多く 官途に奉職又所々に聘せられ寄留送藉 又当地に博学士数名あるも当節文部省の 御教則御趣意に不悉故歟惜哉如何程学 力ありやと思ひし人も用いられさるあり故に 初尽帖中にも詩文章少なく当節文人 なき様に見得て遺憾至極の事なり 希は今後之諸先生は勿論修業中学生