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コレクション: 松平文庫

温古集 四巻 - 翻刻

温古集 四巻 - ページ 76

ページ: 76

翻刻

【右項】 送籍等に而不在 希は今後之書家一層 奮発して揮毫年々温故会展覧之広 列らね永世末々迄福井に能筆隆盛なら しめん事を 【左項】              生田六左衛門 古来生田堀沼三筆と称せし内第一等之 能書也何年に哉江戸詰に而中仙道通行之節何 駅にや諸家之本陣を勤る宿屋に泊り無地張 立之屏風有しを亭主に問われしに近々近衛殿 御泊り故其節御認相願申度と御待請に仕立 置候旨答しかばさらば此方書き遣可申候間御泊り 之節右之由を申上御名印を相願候様にと言わるゝに付 亭主失望不平迷惑之体成しを強而筆を執 何之造作もなくすら〳〵と認有しに見事之能書