能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

磯に枩嶋高麗嶋とてあつて風景いわんかたなし 閑静にして奥州松嶋の景に等しとて奥州 枩しまの見仏上人来り給ひて三年迄洞に住給ひて 其うたに                   見仏上人    三とせまておりかさねつる布浦を     けふ立そめていつかきてみん 西行撰集に西行此三人に逢ひ給へるは能登国いなや づの郡洞は南向とあり能登の国にいなやづの郡なし 案するに須津(スヅ)郡と書けりいなやつの 有也いかに や此洞の辺に盗人穴とて大成洞あり真脇三とも いへり仏穴の隣りに盗人穴善悪の二つおかし又の釜 とてあり沖に義経の喰物焼給へる釜とて有釜と いふ■の躰とて風景あり又坊の釜とて有薬師堂 あり昔は枩波常陸介寄願所にて医王山薬師寺 とて真言宗也今は少庵なり本尊薬師如来は見仏 上人仏の洞に残し置給ふ霊像にて御長壱尺の 焰浮陀金の三枚の蓮花薬師左は日光仏右は月光 仏立給へり霊験奇得おふき尊像也縁記に色々