能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 29

ページ: 29

翻刻

あり蓮如上人三男連綱上人開基にて昔は加州波佐 谷にといふに有し由也今も地方七石五斗御寺領有此寺 の太鼓の筒は豆からの木にて一撥二声にひゝくよし是は 吼木山の什宝にて内に空海と書て判形有兵乱の時 此磯に寄しといへり神護寺とて真言宗あり氏神神 明宮の別当也本尊花厳の釈迦如来聖徳太子の作 なり也又此神八幡宮神主は立花氏にて七十ヶ村の神 主なり十村役有恒方とて鹿野村ゟ引越有しに近 年退転せり御収納蔵弐筋有千路(センジ)太郎右衛門とて元 十村役の筋目あり又本道は木郎越とて不動寺村へ行 なり又灘廻りとて此儀伝へ村々多く所々に名所あり 又枩波村より秋吉村といふへ行に旅のき坂とてあり 甲斐の信玄前世に建立有しとて石躰の地蔵あり 色々奇瑞松波より灘廻り閑道なれ共小木の九十 九潟とて見物有へきなれは委く道程を記すなり 枩波ゟ布浦村へ拾四町本馬拾九文也六ヶ所へ別れて ある村也椎泊りとて差出る閑静の地にて舩の 懸り間有又ひなといふに仏穴とて洞あり南向にて