能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

鐘を入し池とて鐘池とて其鐘今も水底にあり 今寺号本尊は真脇村に有其外同村長願寺本尊時長 村願成寺竹布の拾弐の絵像満泉痔寺の十二薬師も皆 此寺の什宝なりしといへり其頃は近郷の寺領して旨寺の 二王尊も近き頃迄此峠にありしといへり此所の熊野権 現は鎮守なりしといへり又九十九入とて日本無双の入海 有九十九(ツクモ)潟(カタ)といへり風景日本三景にも等(ヒト)しき所也 是は小木一ノ瀬越坂三ヶ所の領境の入海にて入々九十九 ヶ所あり深さ百五十尋余有廻り三里余あり中に鶴 下り嶋とて有形は蓬莱の台のことし越おれの松とて 名木あり肉桂の木数多有弁才天の社有嶋の東に丸き 蓋の様成所有元朝に開といへり誠に風景仙景共いひ つへし   とわねとも其名もしるき度鶴の     おり居てねかふ千代の浮嶋 九拾九入の名あり。城の下。館の入。椎の木。道の下。釜 船。浜の下。あけば。はまの入。田の下。春日の入。薮の下。坂 口。ひしやこ。入浜たひの木。山枡のくり。松の下。宇那。名古性。