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コレクション: とりあえず気になる

東斎随筆 - 翻刻

東斎随筆 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

時なしと其時聖人信仰恭敬して感涙をの こふ目をひらく時は又もとのことく女人の貌をな して周防のむろつゝみを出す眼開時は又菩薩 の形を現して法文を演ふ如此する事数ヶ度 聖人なく〳〵退帰ときに件の長者俄に立て 閑道より聖人の所にをひ来て云口外に及へ からす即逝去す時に異香室にみてり長者頓 滅の間遊宴興をさませりといへり 書写上人は六根清浄を得たる人なり此時は 客人来段せり対面の間客人懐中に蚤(のみ)をひね る時聖人云いかにさは蚤をはひねりころさんとし 給そ時大に慙愧し給ふ客人おとろきて退去 と云り 【ここからOCRのまま】 大御室( 性信)は御寿命十八歳をかきりたる由宿曜の 一勘文に見えたるによりて十八歳の春梅法を 修して祈らせしめ給間或人の夢に横魔王宮 火付て巳焼やらとする同王宮大に騒動件寿 一命十八のよし札の文に巳明白なることいへとも炎上難 治日よりて八の字を上へ釣られたると見えたり 略して八十の御歳九月廿七日入滅し給ふ と云々と々日々少々 一同御室は世間に疾病おこる時はひそかに御在所