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コレクション: STAGE2

安政見聞誌抄 - 翻刻

安政見聞誌抄 - ページ 13

ページ: 13

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 へし 一新吉原ハ五町とも潰家多く所〻より一時に出火して遊女ハもと  より客人抔多く死せし中に毎夜こゝに入来る按摩たち其  人数も多かるに唯二人死せしといふ盲人なからよくも逃出せし  ものなり遊女屋のうちにハ京町一丁目岡本楼同二丁目松  葉屋角町若狭屋江戸町二丁目岡田伊勢屋三浦屋吉右衛門等  ハ別して潰おひたゝしく抱遊女なとも過半焼死したりなかニも  三浦屋の家にてハよき遊女を撰シ穴蔵へ入れ助けんとせしに  火入てみな〳〵焼死すとかや廓内焼死【訂正:亡】人御しらべの高六百三    十余人土蔵一ケ所ゆりくつれしまゝ焼残るのみにして家は京  町一丁目下のかたにニ三軒のこり大門外五十間道西側の家の  こる其外少しも残りなく焼亡ひしハ実にあハれにそ思はれ  けり爰にあやうき命を助る人〻はあるまじ抔いひしが  誰かれも皆のがれいでゝ又仮宅の見せをひらきいづれもにき  ハひける家〻を見るに姿海老屋松葉屋の両家ハ見え  ざりける    哀しらハ曲輪もぬけよ寒念仏 一新吉原焼失ニ付遊女屋仮宅の地御ゆるしの場所二十四ケ所