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コレクション: STAGE2

安政見聞誌抄 - 翻刻

安政見聞誌抄 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

    一法華一致 下谷   宗延寺     一法華勝劣 浅草   慶印寺     一西本願寺拭所    與楽寺      築地輪番     一東本願寺拭所    遠慶寺      浅草輪番     一時宗浅草      洞雲院      日輪寺院代    いやたかき妙の御法に浮雲のまよひをはらす鷲の山風                          五大葊可一 一予か友村山源兵衛ハ中村座の板元にして瀬戸物町の家ハ前  年類焼し今橋場に住めり一丁目の用事済帰宅して茶を  呑んと火鉢の辺へ安座するにコハ怪しや行燈二尺ばかり飛上り    何事成と思ふうち建屋にびしやりと押伏られたり暫伺居て  闇より表の障子見へしかハ此所より母と妻を救出し畳戸障  子を運ひ出し寒気を凌く用備をするうち母の日怪しき哉  俄に此前に大河できたりといふに源兵衛辺りを見るに実にも  大河を眼前に見る事ハ東側の軒並ひハ皆潰れ落て土手を  築たる如くされハ目の前見へすき角田川を手近く見ゆる様成  たるより今の地震の大きなるを始て母子共にさとりて深く驚  きし也都て今度の地震にて何処ハあれ共此橋場より浅草吉  原の辺りハ他に勝れたる動揺にて右のごとく崩れたるにて知る