翻刻
【右丁】
一種
けうな
【左丁】
一種 をらんだな《割書:大和|本草》 らんな《割書:江|戸》
幹(みき)太(ふと)く根上(こんしやう)塊(かたま)りを生(せうす)ること螺(ら)の如(こと)し葉(は)は欠刻(けつこく)花叉(くはさ)多(おほ)くして蘿蔔(らふく)《割書:たい|こん》の葉(は)に似(にて)
短(みしか)し花実(はなみ)はそてつなに同(おなし)し【「し」重複ヵ。「く」ヵ。】又 食(くろふ)へし大和本草に葉(は)大にして《振り仮名:無_レ光|ひかりなく》白(しら)けたり花
淡黄色(うすきいろ)蘿蔔(たいこん)の花の如(こと)く味(あしはひ)佳(よし)植(うへ)て後(のち)三年にして花 開(ひら)く是 菘(すう)の類(るい)なりと云
一種 けうな 水入菜(みついれな)《割書:本朝|食鑑》 みづな《割書:京》 春菜(しゆんさい)《割書:長州|県志》
水白菜(すいはくさい)《割書:同|上》 百頭芥(ひやくとうかい)《割書:物理|小織【注】》 水蕪菁(すいふせい)《割書:農政|全書》
水菜(すいさい)《割書:救荒|野譜》
葉(は)の形(かたち)白菜(はくさい)なに似(に)て細(ほそ)くして花叉(また)鋸歯(かゝり)あり茎(くき)細(ほそ)く長(なか)くして芹(せり)の如(こと)く根(ね)菘(な)
に似(に)て細長(ほそなか)し一頭(いつとう)数十葉(すしうやう)を生(せう)す
【注 「織」は「識」ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブでは「識」(『本草図譜巻之45・46』コマ28 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676184)。】