翻刻
【右丁】
一種 むらさきからし
あかゝらし 紫芥(しかい)《割書:蘇|頌》
形状(かたち)青芥(せいかい)の如(こと)く茎(くき)
葉(は)紫色なり
一種
木立のもの
【左丁】
木立(きたち)のからしあり枝幹(しかん)小木の如(こと)く高(たか)さ二三尺 枝(ゑた)を分(わか)ち葉(は)を生(せう)す大芥(たいかい)に似(に)て
狭(せは)し花実(はなみ)は青芥(せいかい)の如(こと)し此(これ)は白芥(ひやくかい)の集解(しつかい)時珍(しちん)の説(せつ)に《振り仮名:有_二 一種_一|いつしゆあり》茎(くき)大(おほいにして)
而 中(うち)実者(しつするもの)尤(もつとも)高(たかし)其子(そのみ)亦(また)大(おほい也)此菜(このさい)《振り仮名:雖_二是芥類_一|これかいるいといへとも》《振り仮名:■然|かうせんとして》【注】別種(へつしゆ)也(なり)と
いふ是(これ)なるへし
【注 ■は「辶ヵ廴ヵ」+「向ヵ向の口が巳ヵ」・「迥(逈は俗字)(けい・ぎょう)」ヵ「廻(𢌞)(かい)」ヵ。「遠い」の意味の「迥(逈)」ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブでは「逈」(『本草図譜巻之45・46』コマ32 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676184)。】