翻刻
【右丁】
一種 ほそねだいこん
水蘿蔔(すいらふく)《割書:群芳|譜》
葉(は)小(ちいさ)く根(ね)細(ほそ)く長(なか)さ
三四寸なり大和本草(やまとほんほ[さ]う)に
水蘿蔔(すいらふく)群芳譜(くんほうふ)を
【右行文末「を」の横】・▻
・▻引(ひい)ていわく形(かたち)白而(しろくして)細(さい)
長(てう)根(ね)葉(は)但(たゝ)淡脆(たんき)《振り仮名:無_二|しん》
《振り仮名:辛辣気_一|らつのきなし》《振り仮名:可_二生食_一|なまにてくろふて》亦(また)
《振り仮名:有_二大如_一_レ臂|おほいさひしのこときあり》長(なかさ)七八
寸者(すんなるもの)則(すな▢[はヵわヵ]ち)土地之異(とちのことなる)
也(なり)といへり
【左丁】
一種 三月だいこん つほくらだいこん 楊花莱菔(やうくはらいふく)《割書:常熟|県志》
夏たいこんの種(たね)を八月まき冬
を経(へ)て三月に至(いたつ)て食(くろ)ふ葉(は)は尋(つ)
常(ね)の如(こと)く根(ね)はふゆたいこんに似て
皮 薄(うす)く味(あしは)ひ良(よ)し此物(このもの)
図(つ)せす
一種
なつたいこん
夏蘿蔔(からふく)《割書:瑞の|説》
しみつ
たいこん
武州 志村(しむら)にて作(つく)る
葉(は)稍(やゝ)小(ちいさ)く根(ね)のまた
細(ほそ)し