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【右丁 文字無】
【左丁】
本草図譜巻之四十七
東都 岩崎常正 著
菜部《割書:葷菜類》
薑(きよう) くれのはじかみ《割書:和名|鈔》 はじかみ せうが
サイグカク《割書:朝|鮮》 シンシベル《割書:羅|甸》 ゲンベル《割書:荷|蘭》
勾粧指(こうさうし)《割書:名物|方言》 阿捈囉迦(あとらか)《割書:梵|語》
武州 千住(せんしゆ)又 根岸(ねきし)にて多(おほ)く作(つく)る冬月(ふゆ)窟中(むろ)へ貯(たくは)へをきたる母薑(ほきやう)《割書:ひねせ|うか》を春月(はる)園(はたけ)に栽(う)ゆ初生(しよせい)竹(たけ)
の筍(こ)の如(こと)く長(てう)すれは蘘荷(しやうか)《割書:めう|か》に似(に)て狭(せは)く夏月 新根(しんこん)を生(せう)す根(ね)の上(うへ)紅色根は高良薑(かうれうきよう)《割書:くまた|けらん》に
似(に)て肉(にく)ありて軟(や▢[はヵわヵ]らか)なり味(あしは)ひ辛(から)く良香(れうかう)なり新根(しんこん)を俗(そく)にしんせうがと云食用とす即(すなは)ち紫薑(しきよう)なり
旧根(きうこん)をひねせうがと云 即(すなは)ち母薑(ほきよう)なり薬用(やくやう)には母薑(ほきよう)を用(もち)ゆ元(もと)南方(なんほう)暖国(たんこく)の産(さん)なれは本邦(ほんほう)
【十四行二十四字目「ん」の右上に濁点有。汚れヵ。】