翻刻
《箱:拾六の菊の紋の由來》
男火しやう女火しやうことさら|丙午(ひのへうま)ノあいしやう
極大凶にしてミなさまがたきらふといへども
なか〳〵さにあらず火と火と男女
めうとになりしがふうふの中に子を
十六人もちていづれもりつしん
しゆつせしたりける八人と
かきて火といふ文字になるニ
火と火ハ八人に八人なり
されば二八十六人の子ども
一人もかけずすこやかなり
しに十六をいハひて菊の
花のしべ十六あるをもつて子ども
十六人の紋どころにつけしと
これハ十六の菊のもんどころの
はじまりなり男女の
あいしやうに凶のなき事
そのいんゑんをしりたまふべし
〇此ふんを御よミの御かたさま
まことに目出たきことゞも也
めでたし〳〵〳〵〳〵
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