翻刻
男 菊座金性(きくざのかねしやう)
女 於幹水性(おいどのみづしやう) 大きによし
【上段】
きくざのかねしやうは
だい一しまりよく
そのうへくわんの
つきてある
ものなれば
くわんゐをへる
うまれつきに
してたとへ
くわんはおち
ゆびのわとなり
てもわすれず
もとよりしん
ちうをたて
もほすうまれ
なりおいどの
水しやうほり
ぬきのこぼれ
かゝるほどの
あいきやう
ありてもと
よりゑどッ
このおいどの
水しやう
なればなに
ごとも
へとも
おもはず
しかれどもへを
ひつてしりをつぼ
めるこゝろいきあれば
めつたにしりの
くることはせず
もしかつぱ
のあたまの
水しやうと
ゑんをくまばしりのけ
までぬかるゝこともあるべし
きくざのかねしやうとゑんを
くまばたがひにしりにひく
こともできずこれこそ
かいらうどうけつのかたらひに
してへにゑんあるゆへいもの
かはを
むきたるやうなこをもつべし
しりまくりごようじんを■
【続きの部分】
■いのりて
まいげつ廿八日を
まつりて
しん〴〵すべし
うたに
〽ありがたや
かたやとき
ばり
しりよりも
いけみ
たしたる
うんの
つよさよ
【中段】
○ゑどッ子の
おいどのしやうは
おいどの水
しやうにて
としのかう
より◑
◑かめのかう
なにかにつけて
じよさいなくきれうも
みづきはのたつ
うへにけしやうげは
すつぱりとして
そのうつくしさ
たれもこのおいど
にははまり
そうなもの
〽おいらが
やうなしりの
しまひはござらぬ
とかく人はしりの
つまらぬものは
ござらぬ
【下段】
〽こんなゑにし□
からにもあろ
かともうしまする
からはおろか
ひろいおいと
にも
ござり
ませぬ