翻刻
【上段】
男 糸瓜水性(へちまのみづしやう)
女 徳利土性(とくりのつちしやう) 吉
おとこへちまの水しやうへちまはあぶら
あしのたびのそこになるものなれば
人にぜにかねをかしてふまるゝこと
あるべし されどもへちまとも
おもはぬきしやうにてへちまにも
ならぬことにはかゝはらずへちと
かねをためてついにへちをまくり
たることなし へちまのかはの
かはざいふにねんぢう
かねのたへるといふことなく
とつくりのつちしやうとの
ふうふ中はあまりむつ
まじ すぎておとこは水の
へ□やまひをわづらひつくうへ
ちまきをすることのあるべし
ずいぶん十五やのお月さまを
しん〴〵してよし 女とつ
くりのつちしやうびぜんやきの
しやうにておとなしきうまれ
なればいつもへこみ?どうし也
いつしやういるとつくりは
いつしやうとこゝろへものごとに
とつくりとしあんしてかゝりあさは
とつくりからおきるくせによるも
とつくりとはねずおとこがなにを
こゞとをいつても
とつくりのしやう
なればとかく
かんにしてくんなと
いつているとつくりは
ほていにゑんある
ゆへこどものいくたりも
あるべし まことに
なをとるよりは
とくりのしやうの
よめをとれとは
このことなるべし
うたに
〽うどんやの
とくりの
しやうが
かねもちと
なるしたぢよき
ゑんぞたのしき
【下段】
〽みやいのときは
ちろりとみたが
とつくりと
みればみるほど
うつくしい●
●ハヽヽヽそなたがしみ
たれのびんばう
とくりでなくつて
おれがしあは
せだ
〽ちつと
かんでも
して
ふせりや
せう