能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

白山宮あり是日乗上人の石動山より仇をなせし時 御伯父芝原将監此所に隠置まいらせしとて御神躰は 上人守護神御長三寸の白山妙理大権現の黄金 の尊像也至而《見せ消ち:寄|奇》瑞あり日乗上人は御年百十四才 にて   六月廿六日に遷化ありしなり瑞徳不思義 なる上人なりしといへり 又此上人の弟子の内石動山より一味して却而上 人に仇をなせし有しに是も不叶して夜中寺 の什宝造具を舟に運ひ今に越前国敦賀郡に瀧 谷寺とてあるよし 又聞昔は又瀧谷寺は真言宗にて鳳至郡大屋の庄 吼木村の山中にありて吼木の根本にて弘法大師の 開基寺なりしとて今に瀧谷と地名に呼ふ所に 大寺の跡あり大木の槻木弐本あり今に礎まて有 寺弐ヶ寺の跡あり山中にて盗賊の難ありて 芝原将監と乗徴阿舎利心を合して今の羽 咋郡へ移し給へりといへり又壱ヶ寺は内の浦へ 替地して吼木山法住寺なりと吼木村に云ひ