能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

院僧徒集り当住の官主を輿に乗せたまわらせ 客殿より開山堂まて音《見せ消ち:閑|楽》哥舞にて行例あり 僧徒供奉し中にも山伏の姿にて螺貝を抔 吹きて供奉するもあり是等は則昔の《見せ消ち:枲|乗》徴阿 舎利の古式なり近国参詣ありて賑敷事也 又向の山に《見せ消ち:改|蚊》寄の八幡とてあり是は此忌講の日 の夜乗師蚊を《見せ消ち:対|封》し給ひし事ありて寺中の 蚊不残此八幡の拝殿に行ておらす依之蚊寄 せの八幡宮といふ此忌講に町村の武右衛門千路村の 柳屋といふものは古き百姓にて由縁有て拝礼 に出る也宗は浄土真宗なり又二ノ宮村に北左衛門加賀左衛門 とて有是は石動山より仇なせし時一命にかけて 御味方せし者とて是も拝礼に出る也七八町奥 に元瀧谷といふ所に薬師屋敷とて有御隠居 の跡なりといへり元より此日乗上人は瑞徳甚しき 上人にて今に瀧谷村に産婦のあやまちなし 厄神祟りなし又七面の社は向の山四五町に有 霊験あらたなり又一里山おくに大森といふ恐敷所に