能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 39

ページ: 39

翻刻

常公移し給ふと所にいへり又熊野方の郷に熊野 権現の大社あり近郷の宗社にて神主■(ヲ)■(サキ)氏 なり是は昔平判官康頼丹波の少将成経両人の 帰洛祈の間三熊野権現を勧請ありて日参有 しなり其比の宮跡は谷内神村とて有其御神躰 を移し奉りといへり其外三人の配所の旧跡地 名抔のこりあり何れも山中にある村也《見せ消ち:釶|鉈》打山は 羽喰鹿嶋鳳至三郡の境山にて絶頂に大石有 其境とは高山にして風景類ひなし内浦は 曽福村ゟ近し     岩角に打浪も恐敷山彦して    厳岨(ケンソ)なる山の姿や雉子の声 又冨木の西の方浜手は藤掛の郷とて赤崎 千浦風戸風無小窪笹汲前浜とて有是を冨 木七浦といふ此灘伝ひ風景にして松ヶ下と いふ所は船の懸間有戌戻り駒返し抔とて面白